オウンドメディア運営代行会社とは|依頼できる業務・選び方・タイプ別の制作会社9選

オウンドメディアの制作・運営を代行会社に委託したいものの、「どんな業務を支援してもらえるだろうか」「代行会社が多すぎて選べない」とお困りの方は多いようです。本記事では、オウンドメディア運営代行会社に依頼できる業務や外注のメリット、代行会社の比較選定ポイントを解説します。タイプ別のオウンドメディア運営代行会社も9社厳選紹介するので、ぜひ参考にしてください。

シーラベルでは、「オウンドメディアの設計」「コンテンツ企画」「効果測定」にお困りの企業様を支援しています。

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オウンドメディア運営代行会社に依頼できる業務

オウンドメディアの制作・運営を代行する会社では、下記のような業務を支援します。

・戦略設計
・オウンドメディアの構築
・コンテンツの制作
・分析、効果検証

ひとつずつ見ていきましょう。

戦略設計

オウンドメディアの戦略設計は、施策全体の方針を決める重要なプロセスです。オウンドメディア運営代行会社では、現状のマーケティング課題などについてヒアリングをした上で、「課題改善や目標達成のために、誰に・どのようなコンテンツを制作するのか」という戦略を立案します。

<支援内容の例>

  • 課題の整理・分析
  • 目的・目標の設定
  • 競合メディアの調査・分析
  • KPIの設定(検索順位、PV、新規ユーザー数など)
  • ターゲット(ペルソナ)の設定
  • コンセプトの設計

サイト設計・構築

オウンドメディアの成果を上げるには、「ユーザーにとって視認性が高いか」「検索エンジンから評価されるか」といった観点でサイトを設計・構築する必要があります。

オウンドメディアを一から立ち上げる場合、運営代行会社がWebサイトの設計から構築まで代行することも可能です。既存メディアについても、マーケティングの観点で改善提案を行います。

<支援内容の例>

  • サイトマップやコンバージョン導線の設計
  • ワイヤーフレーム(Webページのレイアウト)の設計
  • CMS(コンテンツマネジメントシステム)の選定・設定
  • デザインの設計
  • コーディング
  • SEO対策

コンテンツの企画・制作

一般的なオウンドメディア運営代行会社では、掲載するコンテンツの企画から制作まで一括で請け負います。ターゲットやコンセプトをもとにコンテンツのテーマを精査し、レギュレーション(執筆規則)に沿ってライターが執筆します。

<支援内容の例>

  • 進行管理
  • コンテンツの種類の選定(SEO記事、インタビュー記事など)
  • テーマ・キーワードの設定
  • レギュレーションの整理
  • ライターの選定
  • 構成作成・執筆
  • 画像の挿入
  • 校閲・校正

分析・改善

オウンドメディアの運用はコンテンツを入稿して終わりではなく、効果を測定・分析した上で改善につなげることが重要です。オウンドメディア運営代行会社では、事前に設定したKPIに基づいて各コンテンツの結果を分析し、効果が出ていないコンテンツの改善策を提案します。

<支援内容の例>

  • 効果測定
  • 要因分析
  • レポートの作成
  • 改善提案

オウンドメディア運営代行会社を利用するメリット

オウンドメディアの制作・運営を代行会社に委託すると、主に4つのメリットが得られます。

・メリット1:自社のリソースを最小限に抑えられる
・メリット2:高品質なコンテンツを制作できる
・メリット3:継続的にコンテンツを発信できる
・メリット4:SEO対策を強化できる

ひとつずつ見ていきましょう。

メリット1:自社のリソースを最小限に抑えられる

オウンドメディアの制作には多くのマンパワーを要するため、内製する場合は相応のリソースを確保する必要があります。しかし、人的リソースに限りがある企業にとって、戦略設計から企画、コンテンツ制作、効果測定まで社内で対応するのは難しいでしょう。

オウンドメディア運営代行会社では、各分野の専門人材がチーム体制で業務にあたるため、社内リソースを割かずにオウンドメディアを制作・運営できるようになります。社員がコア業務に注力できる環境が整うことで、生産性の向上にもつながります。

メリット2:良質なコンテンツを制作できる

オウンドメディアの戦略やコンセプトが優れていても、肝心のコンテンツの質が低ければ良い評価は得られません。

オウンドメディア運営代行会社では、ライティングの知識やノウハウをもつプロのライターが読者目線で「読みやすく、検索ニーズを満たす」原稿を作成します。また、Webデザイナーがコンテンツを利用する上で「見やすく、心地よい」デザインを施すため、内容面・ビジュアル面ともに高品質なコンテンツを提供できるようになります。

コンテンツの読みやすさや視認性の高さは、オウンドメディアの印象や評価を左右する重要なポイントです。良質なコンテンツを制作したい場合は、代行会社に外注したほうがよいでしょう。

メリット3:継続的にコンテンツを発信できる

オウンドメディアは短期間で効果が表れる施策ではありません。検索エンジンの検索上位に表示され、新規ユーザーやリピーターを増やすには、良質なコンテンツを継続的に発信し続けることが必須となります。

コンテンツ制作を外注すれば、毎月コンスタントに記事を制作・投稿することができます。依頼本数に応じて制作体制を整え、PDCAをまわしながら良質なコンテンツを安定供給するため、「認知度が高く、ユーザーに信頼されるメディア」へと成長させることが可能です。

メリット4:SEO対策を強化できる

オウンドメディアの成果を上げるには、適切なSEO対策が欠かせません。SEO対策は多岐にわたりますが、対応が不十分だと検索エンジン経由の集客を増やすことは困難です。

SEO対策は、サイト内部を整備する「内部対策」、他メディアからの評価を獲得する「外部対策」、良質なコンテンツを制作する「コンテンツSEO」の3種類に大別され、それぞれ以下のような項目があります。

<SEO対策の例>

内部対策 ・サイト構造の最適化
・見出しタグの設定
・メタディスクリプションの設定
・パンくずリストの設置
・URLの正規化
・レスポンシブ対応
・XMLサイトマップの送信
外部対策 ・被リンクの獲得
・サイテーションの獲得
・SNSの設置
コンテンツSEO ・コンバージョンにつながるキーワード設計
・検索意図に沿った記事の作成
・成果に応じたリライト

オウンドメディア運営代行会社の多くはSEO対策のノウハウを有しているため、効果的な対策を施すことが可能です。

オウンドメディア運営代行会社を選定するポイント

オウンドメディアの制作・運営を外注する場合、自社に合った代行会社はどのように選定すればよいのでしょうか。ここでは、特にチェックしておきたい選定ポイントを5つ紹介します。

・ポイント1:サービス内容・得意領域
・ポイント2:実績・事例
・ポイント3:料金
・ポイント4:支援体制
・ポイント5:担当者との相性

ひとつずつ見ていきましょう。

ポイント1:サービス内容・得意領域

オウンドメディア運営代行会社に依頼できる内容は先述の通りですが、実際にどの領域に対応しているかは各社異なります。そのため、まずはサービス内容が自社のニーズにマッチしているか確認しましょう。

サービス内容別に見た場合、オウンドメディア運営代行会社は下記3つのタイプに分けることができます。

トータル支援型 戦略設計からコンテンツの企画制作、効果測定までの全プロセスを一気通貫で支援する
コンテンツ制作特化型 キーワードの選定や記事の執筆、校正などコンテンツの企画・制作のみ請け負う
コンサルティング型 オウンドメディアの戦略設計やSEO対策などについて提案・アドバイスを行う(コンテンツは内製する)

サービス内容のほか、「SEOの独自ノウハウがある」「オリジナリティのある記事制作が強み」など得意領域も代行会社によって異なります。自社が強化したい領域を得意としている代行会社であれば、オウンドメディアの成果向上が期待できます。

ポイント2:実績・事例

過去に手掛けたオウンドメディアの実績も必ずチェックしましょう。実績を見れば、支援している業界・業種の傾向や支援内容などを知ることができます。自社と類似した業界・業種の実績が豊富であれば、自社にとって有用なノウハウが蓄積されている可能性があります。

また、支援した企業の事例をまとめたインタービュー記事も参考になります。オウンドメディア施策における課題に対して、具体的にどのような支援を行い、どんな成果につながったのかを具体的に把握できるため、有効な検討材料となるでしょう。

ポイント3:費用

オウンドメディアの外注費用は支援の範囲・期間や制作本数などで大きく変動しますが、月額30~100万円程度がひとつの目安となります。大規模なメディアの構築を戦略設計から支援してもらう場合は、月額100万円以上かかるところもあります。

費用の主な内訳は以下の通りです。

  • 戦略設計・企画費:KPI設定、競合調査、ペルソナ設定など
  • サイト構築費  :デザイン、コーディングなど
  • コンテンツ制作費:進行管理、ライティング、校正、撮影など
  • 維持・管理費  :サーバー・ドメイン代、システムアップデート対応など
  • 分析費     :効果測定、レポーティングなど
  • ツール利用料  :CMS、解析ツールなど

オウンドメディア運営代行会社は各社独自の料金プランを設けています。ホームページで料金を公開していないところもあるため、問い合わせをして見積もりをとりましょう。

ポイント4:支援体制

成果につながるオウンドメディアを制作・運営するには、代行会社の支援体制も重要なポイントです。

オウンドメディア運営代行会社に依頼すると、窓口となる担当者(コンサルタントやディレクター)を軸に、ライターやデザイナー、コーダーなど各領域の専門人材でプロジェクトチームが組成されます。支援体制は依頼内容によって変わるため、自社のケースではどのような支援体制を整え、どんなスキル・実績をもつメンバーが実務にあたるのかを確認しておきましょう。

支援体制やメンバーのスキルにミスマッチがあると、思い通りのオウンドメディアを構築できなくなるリスクがあるため注意が必要です。

ポイント5:担当者との相性

コンサルタントやディレクターなどプロジェクトの軸となる担当者との相性が悪ければ、オウンドメディアの制作を円滑に進行できなくなります。担当者の人柄や能力は、問い合わせに対する応対や初回打ち合わせ時にある程度判断できるため、事前にチェックしておきましょう。

担当者との相性を見極めるポイントは以下の通りです。

  • 話を丁寧に聴いてくれる
  • 説明が論理的でわかりやすい
  • オウンドメディア運営の知識や実績
  • 自社の業界に関する知識や理解度
  • 問い合わせや連絡に対するレスポンスのスピード

【タイプ別に厳選】おすすめのオウンドメディア運営代行会社

最後に、オウンドメディア運営代行会社をタイプ別に9社紹介します。特徴や費用の目安など、選定時の参考にしてください。

戦略設計を得意とする代行会社

コンテンツ制作の軸となる戦略設計に定評があるオウンドメディア運営代行会社は下記3社です。自社の事業や既存メディアの課題分析から包括的にコンサルティングしてほしい場合におすすめです。

株式会社MOLTS 相談内容に応じてフルカスタマイズで支援内容を決めており、これまで500以上のプロジェクトでクライアントの事業成長に貢献。全体戦略を緻密に設計し、最短で最大の成果が得られるメディアグロース施策を支援しています。

【料金】コンサルティング:月額40万円~(最低3ヵ月契約~)
    運用・施策代行:1000万円~(最低1年契約~)

株式会社LIG 主力サービスであるメディアコンサルティングでは500サイト以上の制作実績があり、大規模なサイト制作にも対応可能。蓄積したメディア運用の知見を駆使し、課題分析から戦略設計、コンテンツ制作まで総合的にサポートしています。

【料金】 300万円~(期間6ヵ月以上、月額50万円)

株式会社ニュートラルワークス 激戦領域における自社メディアの運用で培ったノウハウをもとにオウンドメディアコンサルティングを提供。戦略策定からSEO対策、分析支援、内製化支援まで幅広く対応しています。

【料金】月額30万円~

SEO対策に強い代行会社

メディアの成長に欠かせないSEO対策のコンサルティング実績が豊富な代行会社は下記3社です。コンテンツを増やしても検索エンジンの評価やコンバージョンにつながらないなど、SEOに課題を抱えている企業に適しています。

ナイル株式会社 独自のSEO技術やデータ解析のノウハウを駆使したSEOコンサルティングが特徴。Googleのガイドラインに準拠し、認知度向上や収益改善につながるコンテンツ制作を強みとしています。

【料金】都度見積もり

アイオイクス株式会社 自社メディア「SEO Japan」を2002年から運営しているSEOコンサルティングの老舗企業。検索順位やアクセス数を伸ばすだけではなく、売上・問い合わせ数などの成果を上げることを重視したコンサルティングが特徴です。

【料金】月額40万円~(1プロジェクト600万円前後)

株式会社PLAN-B 累計5,000社以上にSEOコンサルティングを提供した実績をもつ。膨大なキーワードデータや施策の成功ノウハウを保有しており、Web広告など他施策と連動した施策提供にも対応しています。

【料金】スタンダードプラン:月額40万円~(期間6ヵ月以上)
    プレミアムプラン:月額60万円~(期間6ヵ月以上)
    コンテンツライティング:1本5万円~(期間6ヵ月以上)

コンテンツ企画・制作を主軸とする代行会社

話題性のあるユニークなコラム記事や専門性の高い分野に特化した記事など、訴求力の高いコンテンツ制作を得意とする代行会社は下記3社です。企画にこだわり、SNSで拡散されるようなコンテンツを制作したい場合におすすめです。

CROCO株式会社 「コンテンツソリューションプロバイダ」として、コンテンツの企画・制作から効果測定、保守運用まで包括的なサービスを提供。50万人超のライターネットワークを保有し、コラムや取材、インタビュー、ホワイトペーパーなど様々なコンテンツ制作に対応しています。

【料金】都度見積もり

有限会社ノオト オウンドメディアの企画や編集、原稿執筆などコンテンツ制作の全プロセスに対応した編集プロダクション。「人のハートを動かす」コンテンツ作りに注力していて、著名人やアーティストのブッキングも可能です。

【料金】コンテンツ制作(10本):250万円
    インタビュー記事:1本25万円

株式会社ライトアップ 大手中堅企業を中心に、オウンドメディアのコンテンツ制作を多数支援。各種専門分野のライターと提携しており、医療や法律、金融など様々な領域のコンテンツ制作に対応しています。

【料金】都度見積もり

BtoBのオウンドメディア企画・制作・運営でお困りの方は「シーラベル」へ

成果の出るオウンドメディアを自社で制作・運営することは容易ではないため、専門的なノウハウをもつ代行会社に委託するのが一般的です。自社に合ったオウンドメディア運営代行会社に依頼すれば、新規顧客の獲得やブランディングにつながる良質なメディアを構築できます。

BtoB領域におけるオウンドメディアの制作や運営にあたり、以下のような課題がある場合はシーラベルにご相談ください。

  • 自社メディアの現状分析ができていない
  • サイト構造を最適化したい
  • 広告に頼らず、検索からの訪問数を増やしたい
  • サイトリニューアルに合わせてSEOを改善したい
  • コンテンツ制作に充てるリソースが不足している
  • コンテンツ制作を外注したいが、品質に不安がある

シーラベルでは、オウンドメディアの設計からコンテンツの企画、効果測定まで一気通貫で支援いたします。お客様の課題に寄り添う「伴走型の支援」が特徴で、BtoBマーケティングの経験豊富なコンサルタントと厳選されたプロのクリエイター陣が、成果につながるオウンドメディア制作に取り組みます。単なるSEO対策ではなく、マーケティング戦略全体を見据えた最適なサイト設計・コンテンツ設計を得意としています。

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