リード獲得・ナーチャリングの基盤作りをご支援。1年でサイト流入数10倍、新規顧客の増加を実現。

アスリーブレインズ株式会社は、企業を対象にIT研修・ビジネス研修を提供している会社です。

同社では、ノウハウもリソースもない営業部がマーケティングを兼任してきました。しかし、ほとんど成果が出ない状況が続いたため、シーラベルに包括的な支援を依頼。オンライン・オフラインの多彩な施策を実施し、マーケティングの仕組みを構築したことで問い合わせが増え、顧客の幅も広がったといいます。

依頼前に抱えていた課題や支援内容、シーラベルの評価について、営業部 部長代理 高田祐紀様と安達祐里様にお伺いしました。

(以下、敬称略)

営業部が行った「マーケティングっぽいこと」では成果が出なかった

会社紹介・担当業務

高田:当社は、企業向けに幅広い領域のIT研修を提供しております。お客様のご要望に合わせて研修をカスタマイズすることを強みとし、カリキュラムの企画から講師の手配、研修実施まで一気通貫で対応しています。1,000名以上の大規模な研修にも対応可能で、大手通信事業グループ様の新入社員研修をはじめ、多様な企業様の人材育成をご支援しています。

私は営業部の管理職ですが、現場に出てお客様のヒアリングやご提案も行っています。人の成長に携わることができるこの仕事に、大きな魅力とやりがいを感じています。

安達:私は営業部において主にWebマーケティングを担当しています。シーラベルさんにご提案いただいたことを機に取り組み始めたメールDMのコンテンツ作成や、HubSpot(ハブスポット)の運用などを行っています。

弊社の名前や事業内容を知ってもらいたい、という思いで日々取り組んでいるところです。人材育成は簡単ではありませんので、弊社サービスを通して新人の方や、すでに活躍されている方のリスキリングも含めてご支援できればと思っております。

抱えていた課題

高田:シーラベルさんと協業する前は、営業部の我々が手探りでWeb広告を出したり、LP(ランディングページ)を作ったりしましたが、お問い合わせや受注につながりませんでした。知識やノウハウがないまま ”マーケティングっぽいこと”をやっていた状況で、その時々でパッと思いついた対策を行い、大した検証もできていなかったのです。

当時はまだ「もっと架電件数を増やそう」などアナログな営業手法を頼りにしており、Webマーケティングの必要性は感じていたものの、重点的に取り組もうという考えに至っていなかったのが正直なところです。

また、当社のお客様はIT系の企業様が多く、非IT企業の新規顧客を思うように開拓できていなかったことも課題でした。

シーラベルに依頼した経緯

高田:そのような中、当時の施策についてご相談をしていた方からシーラベルさんをご紹介いただきました。それまでマーケティングのコンサルティングを受けたことがなく、最初から期待感のようなものがあったわけではありません。しかしシーラベルさんは、課題解決に有効な施策の選択肢を複数お持ちで、専門的な視点から色々と相談に乗ってくださいました。また、各施策に関する実績やご経験もお持ちでしたので、「まずはやってみよう」ということでマーケティングの代行サービスを利用することにしました。

リード獲得・ナーチャリングの仕組みを構築し、サイト流入数やお問い合わせが増加

支援内容①郵送DM

高田:シーラベルさんのご提案で、郵送によるDM施策を行いました。ターゲットである大手企業の役職者氏名や連絡先が記載されているリストを信用調査会社から購入し、当社IT研修の案内を郵送するというものです。我々の選択肢になかった施策で最初は懐疑的でしたが、実施してみると多数の申込みやお問い合わせがあり、郵送DMの有効性の高さを実感しました。

この施策の一番の目的は「当社の認知度を高めること」で、研修にご参加いただくことは二の次でした。結果的に、当社が生成AIなど最新テクノロジーの研修を提供していることをターゲット企業の方々に認知してもらえた上、研修にも多数ご参加いただき、期待以上の成果を上げることができました。

DM施策は現在も継続中です。文章の作り方やコツなどのノウハウはシーラベルさんにすべてご教示いただいたので、現在は全工程を内製で実施できています。

支援内容②SEOコンテンツの制作

高田:自社サイトへの流入を増やすため、SEO対策を行いました。月5本のペースで約50本のSEO記事を制作していただき、約1年でサイト流入数が約10倍にアップしました。

効果的な記事を量産できただけではなく、今後もマーケティングによい作用をもたらす「資産」として残るという意味でも優れた施策だと思います。

制作した記事の一例

サイト流入数の推移 2023年2月より施策を実施

記事の品質にも満足しています。文章構成をはじめ、我々のような素人では書けないような内容になっていてとても助かりました。とくに、生成系AIなど旬なテーマのSEO記事は検索順位の上位で表示されるようになり、大きなインパクトを感じています。

支援内容③ホワイトペーパーの制作

高田:以前はPowerPointなどで簡易的なチラシを作る程度しか行っておらず、デザインまで作り込むようなホワイトペーパーは制作したことがありませんでした。当社が考えた草案をもとに、シーラベルさんが原稿の作成からデザイン、進行管理まで対応してくださったことで良質な資料を制作でき、当社の工数も大幅に削減できました。

制作したホワイトペーパーはWeb上のダウンロード資料としてだけではなく、大規模なイベントでの配布資料としても活用しています。

制作したホワイトペーパーの一例

支援内容④顧客事例の制作

元々、顧客事例は社内で制作していましたが、他社のものと比べると見劣りしていました。今回、シーラベルさんが事例制作をご支援くださり、プロのライターさんが執筆を行ったことで、文章の構成や表現など、記事の質が向上しました。

支援内容⑤アクセス解析・サイト改善提案

高田:Webサイトのアクセス解析と、プロの視点によるサイトの改善提案を毎月行ってもらっています。ただレポートが送られてくるのではなく、オンラインミーティングで成果が出た要因や仕組みまでわかりやすく説明してくださり、その場でわからないことを解消できるのでとても助かっています。

以前は知識やリソースが足りずサイト分析は全くできていなかったのですが、今は工数を割かずにサイトを継続的にブラッシュアップできています。

支援内容⑥HubSpotの構築・運用

高田:リード情報を管理するためにkintoneでアプリを自作したのですが、上手く機能しなかったため、顧客情報はExcelで管理し、データ更新は手動で行っていました。シーラベルさんのご提案を受けてHubSpotを導入したことで、郵送DMで獲得したリード情報を上手く管理できるようになりました

HubSpotではWebサイト経由のお問い合わせやリード情報が自動的に記録される上、流入元ややりとりの履歴なども可視化されます。お問い合わせへの返信やメール配信もHubSpot内で完結できるので、現在はメールDMによるナーチャリング施策に活用しています。

初期設定から運用面まで継続的にご支援いただいたおかげで、今ではお客様の状況をすべて一元管理できるようになりました。

安達:私はHubSpotの運用を始める時期にこのプロジェクトに加わり、何をどうすればいいかわからない状況でしたが、ナーチャリングの考え方からメールマーケティングの運用方法、DMの文面作成のコツまでシーラベルさんに一から教えていただき、とても助かりました。

メールマーケティングを取り入れたことで、お客様の動きを把握しやすくなり、効率的にアプローチできるようになりました。HubSpot経由でリストに一斉配信できますし、開封率やURLのクリック率もリアルタイムで可視化されます。お客様の反応から、関心が高い分野も見えやすくなりました。

DM経由のお問い合わせも増えつつあり、効果を感じています。

営業一本ではここまでの景色は見えなかった

シーラベルの評価

高田:シーラベルさんとの協業によって新規リードが増加しましたし、獲得したリードを適切に管理しながら受注につなげる仕組みを整えることができました。Webマーケティングを強化したことで、これまでアプローチしづらかった非IT企業様からのお問い合わせも増え、顧客の幅も広がっています。

シーラベルさんは課題に対する提案力も申し分ないですし、丁寧に伴走しながら施策を推進してくれます。「いつまでに」とスケジュールを区切り、お尻を叩いて我々をコントロールしてもらえたことが、今の成果につながっていると感じます。

正直なところ、最初はこれまでのやり方を変え、シーラベルさんのご支援をすべて受け入れることに抵抗感がありました。しかし、営業一本ではここまでの景色は見えなかったと思うので、包括的なご支援に満足しています。

安達:これまでは、「忙しい」を言い訳に色々と後回しにしていましたが、シーラベルさんはそこをしっかりとコントロールしてくださいます。毎月定例会を行い、1ヶ月単位でタスクを管理してくださるので、我々としても無理なく取り組むことができました。

月額制コンサルティングサービスの感想

高田:毎月一定の金額でご支援いただけるサービス体系については、予算を確保しやすいというメリットを感じました。多様な施策に取り組みたいと思っても、すべての施策の予算取りができるとは限りません。その点、シーラベルさんには多くの施策を月額内で対応していただけるので、予算の見通しを立てやすく社内の合意を取りやすいです。

また、施策の優先順位が変わることがあっても、1ヶ月単位で柔軟に調整しながら推進してもらえるところも良いと思います。

今後の展望

高田:今後は、さらなるリード獲得やナーチャリングの強化に向けて、Webマーケティングを中心に引き続きご支援いただきたいと思います。

また次のステップとして、営業フェーズにおけるご支援にも期待しています。取り組みはこれからですが、お客様との関係構築につながるヒアリングのやり方や定期的なアプローチの方法など、シーラベルさんにご協力いただきながら営業力を強化していきたいと考えています。

■企業紹介

社名:アスリーブレインズ株式会社 

事業内容:・教育サービス(IT研修・ビジネス研修)
     ・ユーザー支援サービス業務
     ・情報セキュリティ業務

URL:https://a3-brains.co.jp/