株式会社三桂製作所様は、電線保護管のリーディングカンパニーとして、社会インフラや産業の発展を支えている会社です。
このたび、HPリニューアルと、それに合わせて紙の会社案内パンフレットのリニューアルをマーカスにご依頼いただきました。コーポレートブランディングや採用活動における訴求力強化と、従来のHPでメインとなっていた製品情報を提供する場としての機能、この2つを共存させる形へとリニューアルし、成果を上げています。
マーカスをご利用いただく前に抱えていた課題、得られた成果などについて、専務取締役の正木様、経営企画室の平形様、営業本部デザイン室の佐藤様にお話を伺いました。
(以下、敬称略)
マーカスコンサルタント

渡辺 敬吾
代表取締役/コンサルタント
ワークスアプリケーションズにて大手企業向けの営業に携わる。ランサーズにて30を超える企業のマーケティングを支援。その後、パネイルにて東京電力と合弁会社である株式会社PinTの立ち上げに携わり、マーケティングを担い1年で新規顧客2万件を獲得。
マーカスコンサルタント

Niklaus 恭世
PM・制作ディレクター
京都大学医療技術短期大学部理学療法学科卒業。理学療法士として12年勤務。2011年に渡瑞(スイス)。2015年から約5年間ランサーズ株式会社にて、コンテンツマーケティングのディレクション業務に携わる。2022年シーラベルにジョイン。現在イタリア在住。
「製品情報を知る」から「三桂製作所を知る」へHPの役割を見直す
事業紹介・担当業務

(左:株式会社三桂製作所 経営企画室/平形様 中央:専務取締役/正木様 右:営業本部デザイン室/佐藤様)
ニコラウス:まずは、貴社の事業内容とご担当の業務について、ご紹介をお願いします。
正木:当社は電線保護管の総合メーカーです。工場や建物のほか、産業機械、工作機械、ロボット・自動化設備など、幅広い分野で当社製品をご使用いただいています。1949年の設立以来、自社一貫のものづくり体制と柔軟な開発力で、持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めてきました。
当社の強みといえるのは、長年培ってきた開発・製造における技術力と、2万点以上におよぶ製品ラインアップ、そしてお客様のニーズに合わせて柔軟に製品を開発、提供できる点だと自負しております。
私はその中で、会社全体の方向性を決める経営企画全般を担っています。
平形:私は経営企画室に所属しています。経営企画業務をはじめ、DX、人材育成、採用のほか、今回シーラベルさんにお願いしたHPのリニューアル・改善といった会社全体に関わるさまざまなプロジェクトを担当しています。
佐藤:私は営業本部デザイン室に所属しており、カタログやチラシ制作、HPの更新・管理、展示会のブースデザインなどが主な業務です。
抱えていた課題
ニコラウス:今回、HPと会社案内パンフレットのリニューアルで『マーカス』をご利用いただきました。ご依頼の背景や抱えていた課題をお聞かせいただけますか。
平形:以前のHPは製品情報を中心とした構成で、製品検索などの機能はあるものの情報量が非常に多く、訪問した方が目的の製品情報や資料にたどり着くまで少しわかりにくいという課題感がありました。
当社は製品数が非常に多く、お客様がHPで探される情報もカタログ、仕様書、CADデータ、技術資料など多岐にわたります。そのため「必要な情報に迷わずたどり着けるHPにしたい」ということが目的の一つでした。
また、これまでHPの主な役割は「製品情報を提供する場所」という意味合いが強かったのですが、今後は国内外のお客様に当社の技術力やものづくりにおける強みについて、より知っていただけるようにしたいという思いもありました。
もう一つの大きな目的は、採用活動に活かせるHPにしたいということです。新卒・中途ともに、求職者の方のほとんどがHPを見ると思うのですが、以前は製品や技術面の情報を前面に出していたため、求職者の方に当社を理解していただくための情報が不足していました。
リニューアルを機に、当社の理念や事業内容、職場の雰囲気、働く人について、わかりやすく伝えられるHPにしたいと考えました。
正木:以前のHPは、立ち上げから10年以上経っていました。あらためてHPの役割を整理し、製品情報や当社のものづくりの強みをわかりやすくすることに加え、コーポレートブランディングの視点を取り入れ、採用活動においてもアピール力がある場に刷新しようということになりました。

(株式会社シーラベル 左:Niklaus 恭世 右:渡辺 敬吾)
ニコラウス:会社案内パンフレットをリニューアルすることにした背景についても教えていただけますか。
平形:HPをリニューアルするのであれば、会社案内パンフレットについても、デザインや情報の見せ方をできるだけ統一したいという考えがありました。
当社の場合、営業活動やお客様との打ち合わせの場で、会社案内パンフレットが重要なツールになっています。一方で、製品数が多いため情報量がかなり多く、製品の見つけやすさや特長の伝えやすさという点で改善の余地がありました。
そこで、紙とWebをそれぞれ別のものとして考えるのではなく、紙のパンフを見た方がWebでも迷わず情報を探せるような、連動した情報提供を目指しました。
正木:会社案内パンフレットも、10年以上前に制作したものを使っていました。当社の営業もお客様サイドも若い年代が増えていますから、説明のしやすさ、受け入れやすさという点で、時代に即した形に刷新する必要性を感じていました。
マーカスを選んだ理由
ニコラウス:今回のリニューアルに際して、マーカスを選んでいただいた理由をお聞かせいただけますか。
平形:当社の場合、製造業特有の「製品情報が非常に多い」という課題をどう整理すべきかが非常に重いテーマとなっていました。HPを新しくするだけであれば制作会社は数多くあると思いますが、この点を踏まえて当社の目的に合致する提案をいただけるかということが重要でした。
その点で、シーラベルさんは見た目のデザイン性だけではなく、どのように情報を整理し、どうすればお客様が必要な情報にたどり着きやすくなるか、お客様視点から提案してくださいました。
また、こちらから細かく仕様を決めてお願いするのではなく、当社の課題を詳細にヒアリングした上で提案していただけるという進め方で、安心してお任せできると感じました。
正木:HPを企業戦略の一環として捉え、一緒に考えていただける印象がありました。マーケティングに関する経験を私たちは持っていませんので、気づきのある提案をいろいろといただき、ぜひシーラベルさんにお願いしようということになりました。

採用応募者から「HPを見て良い雰囲気の会社だと思いました」というコメントが増加
支援内容:HPリニューアル/会社案内パンフレット
渡辺:リニューアルにあたっては、コーポレートブランディングや採用活動における訴求力と、従来の製品情報を探す場所としての機能、この二つをどういう形で共存させれば目的を達成できるのか、という観点から設計の提案をさせていただきました。
ニコラウス:まず既存HPにおける課題や、新しいHPで何を実現したいのかを整理するところから始め、そこからサイト全体の構成、製品情報の見せ方、デザイン・コピーへと順に進めていきました。とくに印象に残っていることがありましたら、ぜひお聞かせください。
平形:既存のHPには長年蓄積してきた製品情報があり、ご覧になっているお客様も多数いらっしゃいます。そのため一から作り直すのではなく、既存の良い部分は残しつつ、段階的に改善していく方針にしました。
その過程で、製品データベース管理や、製品・資料検索フォーム・問い合わせフォームを作成できる『シーラベルフォーム』(※)を立ち上げるというお話をいただき、当社が悩んでいた課題を解決していただきました。シーラベルさんにはかなり複雑な作業をお願いすることになったのですが、こちらの意図通りに対応していただき感謝しております。
また、シーラベルさんとの対話や取材の中で「これは当社の強みとして伝えてもよいことなんだ」とあらためて気づく場面もありました。これまで当たり前だと思っていたことが、シーラベルさんの目を通して、当社の価値として再認識されたのは大きな収穫だと思っています。

ニコラウス:制作に入る前に非常に細かくヒアリングさせていただいたのですが、三桂製作所の皆様がとても丁寧に回答してくださったので、必要な情報をしっかり収集でき、クリエイティブ面においても十分に検討することができました。
正木:やり取りはチャットやWeb会議をメインに進んでいきましたが、じつは当社ではこうした進め方に慣れておらず、最初は意思疎通の面で不安な部分もありました。ですが、慣れてみるとスピーディに効率的に進めることができ、結果的に大変良かったなと思っています。
マーカスを活用して得られた成果
ニコラウス:今回、HPと会社案内パンフレットをリニューアルして、どのような効果やメリットがありましたか。
平形:従来の製品情報だけではなく、当社がどのような会社で、どのようなところに強みがあって、どのような考え方でものづくりをしているのか、ひと目でわかりやすく伝わるようになったと感じています。


とくに大きな成果の一つが採用面です。HPリニューアル後は、応募数が以前に比べて格段に増えました。
面接でも「HPを見て良い雰囲気の会社だと思いました」というコメントを頂戴する機会が増えました。採用ページには、実際に働いている社員の様子が伝わる画像を入れているのですが、入社後の工場見学で「HPに載っていた方ですよね」という声が上がるなど、影響力の大きさを実感する場面もあります。
これまでHPというと、営業や製品PRのためのものというイメージが強かったのですが、採用においても非常に重要なツールであることをあらためて感じました。
また、会社案内パンフレットとWebの考え方を整理したことで、社内でも「お客様や求職者に自社をどう伝えるか」を以前より意識するようになりました。これも一つの成果だと思っています。
正木:採用面では如実に成果が出ています。応募の間口を広げているのでHPだけの効果とは言い切れないですが、一次面接を受ける方の数は以前から大幅に増えています。求人媒体をご覧になった方は、必ずといっていいほどHPも確認されると思いますので、リニューアルの効果は大きいというのが全社的な評価です。
ニコラウス:HPリニューアルに際して、お問い合わせ対応の効率化やHPの運用負荷も課題として挙がっていました。この点で、成果を感じていることはありますか。
佐藤:「お知らせ」などの投稿は頻繁に行っているので、どのようにすれば簡単になるか、シーラベルさんと相談しながら進めていきました。こちらの業務を理解した上でWordPressを準備していただいたので、今ではかなり効率的に更新作業を行えています。

正木:業務効率化はもちろん重要ですが、同時にお客様のニーズにしっかり応えていけるHPにしたいというのが当初からありました。
シーラベルさんからのご提案で、よくある質問や問い合わせフォーム、製品検索フォームを見直し、お客様がよりスムーズに疑問を解決できるように改修されました。リニューアル後は、電話でのお問合せ数が以前に比べて減っており、営業部からは業務効率化につながっていると高評価の声が上がっています。お客様にとっても、今までより利便性の高いHPになったのではないかと思っています。

DXを一緒に進めていただくパートナーとして、ともに進化の道を
マーカスへの評価
ニコラウス:マーカスを活用してみての所感をお聞かせいただけますか。
平形:一番良かったのは、こちらの要望をそのまま形にするのではなく「利用する方にとってわかりやすいか」という視点から提案していただけたことです。
当社は製品や技術については詳しい一方で、Webサイトやマーケティングについては専門家ではありませんので、その部分を補っていただけたことは非常に助かりました。プロジェクトでは社内のさまざまな部署との調整が必要になりますが、こちらの事情に合わせながら進めていただいたこともありがたく思っています。
とくに印象に残っているのは、社員へのインタビューや写真撮影です。社員にも取材撮影に協力してもらったことで、一緒にHPを作ったという感覚が生まれました。普段はそれぞれの部署で仕事をしていますので、会社全体を第三者の視点から整理していただいたことも意味があったと思っています。
佐藤:細やかにこちらの要望を聞いていただき、「これはいい」と納得できるものを実装するというような進め方がとても安心できました。
正木:デザイン案などは社長含めて役員全員で見て、意見を出し合いながら決めていきました。シーラベルさんが当社の要望に粘り強く向き合ってくれたおかげで、会社全体でHPを作っているという意識が高まり、とても良いプロジェクトになったと感じています。
今後の展望
ニコラウス:最後に、事業として今後どのような展望をお持ちか、また、シーラベルに期待することがありましたら、ぜひお聞かせください。
平形:当社としては、これまで培ってきたものづくりや技術力を大切にしながら、デジタルも積極的に活用して、お客様により便利に製品や情報を提供できる会社にしていきたいと考えています。
また、今回、HPのリニューアル後に採用応募が大きく増えたことで、Web上で会社の魅力を伝えることの重要性を強く感じました。今後は製品や技術の情報発信だけでなく、社員や職場の雰囲気、会社として目指している方向性などについても発信を充実させ、採用面でもさらに活用していきたいと考えています。
くわえて、国内だけでなく海外のお客様への情報発信についても、今後さらに強化していきたいと思っています。シーラベルさんには、ぜひ今後も新しい提案をしていただけることを期待しています。
正木:HPは公開して終わりではないと思っていますので、実際のアクセス状況やお客様からの問い合わせ、採用の応募状況なども見ながら、改善していければと思っています。
シーラベルさんには制作会社という関係だけではなく、当社の製品情報や営業・マーケティング、採用を含めたDXを一緒に進めていただくパートナーとして、ともに進化の道を歩んでいただけることを願っています。

マーカスコンサルタントから

HPと会社案内パンフレットをリニューアルしたいとのご相談を受け、細かなヒアリングを重ねながら提案させていただきました。三桂製作所の皆様がとても丁寧にフィードバックしてくださったおかげで、全体の方向性やクリエイティブ、製品情報の整理についても順調に進めることができ、大変感謝しております。
皆様と対話する中で「こうしたらもっと良くなりそう」など、気づきをいただく場面も多々ありました。新たに浮上する課題やご要望も迅速にキャッチアップしながら、より良い提案につなげていきたいと考えています。
三桂製作所様が注力されているDX推進に向けて、今後もメンバーの一員のような存在として、サポートできればと思っています。
(PM/制作ディレクター:ニコラウス 恭世)
■企業紹介

社名: 株式会社三桂製作所
事業内容:
- フレキシブルケーブル保護管及び附属品の製造/合成樹脂製フレキシブルケーブル保護管及び附属品の製造
- 金属製可とう電線管及び附属品の製造/ステンレス製電線管及び附属品の製造
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