事例活用ノウハウのあるシーラベルに、顧客事例記事制作を依頼。社内工数をかけずに高クオリティの事例を制作し、営業ツールに活用。

事例活用ノウハウのあるシーラベルに、顧客事例記事制作を依頼。社内工数をかけずに高クオリティの事例を制作し、営業ツールに活用。

企業イベントやカンファレンスに特化したコンサルティング事業を展開している株式会社カンファレンスファクトリー。

同社では、サービス内容を信ぴょう性のある形でわかりやすく伝えるために、事例記事の制作をシーラベルに委託。支援領域別に3つの事例を制作し、営業ツールとしてご活用いただいています。

事例を制作した背景や活用状況、シーラベルに委託した理由などについて、取締役 日比谷尚武様と青山雅子様にお伺いしました。

(以下、敬称略)

手掛けた案件を記事化・見える化し、営業ツールとして活用したい

会社紹介・事業内容

日比谷:カンファレンスファクトリーは、イベントやカンファレンスを通じて企業のマーケティング活動を支援している会社です。具体的には、カンファレンス等の企画立案や登壇者のブッキング、会場選定、集客施策など、コンサルティング企画から運営まで一気通貫でご支援できるところが強みです。

近年は、イベントやカンファレンスをマーケティングに活用する企業が増えており、幅広い企業からご依頼があります。初期の頃は、スタートアップやソーシャルアクションを行うNPO法人・一般社団法人のご依頼が中心でしたが、最近は大手企業からのご相談も増えています。

青山:社名にある”カンファレンス”という言葉には、「キーマンとの直接対話」「リアル&リアルタイム」「インタラクティブ」「熱量」など様々な意味があり、コミュニケーションに大事な要素が詰まっています。弊社はカンファレンスを創り出す”工場”として、新しい企業コミュニケーションのあり方を提案し、お客様のビジネスを後押ししていきたいと考えています。

カンファレンスファクトリー自社セミナーの様子
(カンファレンスファクトリー自社セミナーの様子)

事例記事を制作することにした経緯・背景

日比谷:設立当初は創業メンバーの人脈からのご相談が中心だったものが、少しずつ様々な方面からお問合せ・ご相談を受けるようになってきたことがきっかけです。

弊社のことをよくご存じない方に、「カンファレンスファクトリーはどのような会社で、何ができるのか」を信ぴょう性をもってお伝えするには、これまで手掛けた案件を記事化・見える化するのが効果的ではないかと考えました。

特に弊社はコンサルティング業なので、形のある製品と違って提供内容を明快にお示しすることが難しく、クライアントの課題をどのように解決していくかのプロセスを見える化する必要があります。その点、実際のエピソードやお客様の声は、我々が説明するより説得力があってわかりやすい。

そこで、営業ツールとして事例を制作し、商談化する手前のフェーズで活用することにしました。

BtoB事例制作のノウハウを蓄積しているシーラベルに依頼

シーラベルに依頼した理由

日比谷:シーラベル代表の渡辺さんとはもともと知り合いで、BtoB事例に特化した事例プラットフォームを運営されていることは知っていました。

事例を制作することになったとき、数多くのBtoB事例を扱っているシーラベルさんなら、良質な事例制作のノウハウをお持ちではないかと。

世の中には事例制作を請け負う会社はたくさんありますが、どの会社でも良いというわけではありません。我々は、読者に刺さる内容で構成され、お問合せやコンバージョンにつながる効果的な事例を制作したかったので、目が肥えているシーラベルさんに依頼することにしました。

支援した業務領域を軸に3つの事例を制作

事例記事の制作プロセス

日比谷:制作本数は3本と決めて、まずは記事化する案件を社内で検討しました。

限られた本数でサービスの幅広さをしっかりとお伝えできるよう、「企画」「オンラインセミナーの配信」「クリエイティブ制作」と、ご支援した業務領域を軸に3つ選びました。

~制作した事例記事~

【事例紹介】オンラインセミナーの運営を一元管理。「AIR STAGE」で実現した、ビジネスセミナーの新しい形。
https://make-conf.jp/news/2021/05/59/

【事例紹介】継続希望90%を超える熱狂的な経営者カンファレンスのディレクション・運営を総合支援〜KANSAI FUTURE SUMMIT様の事例〜
https://make-conf.jp/news/2021/07/67/

【事例紹介】主催者の想いや哲学を200%反映させる「イベントデザイン力」で、転職フェアの概念を覆す~Coral Capital様への支援事例〜
https://make-conf.jp/news/2021/08/68/

青山:制作案件が決まると、シーラベルさんが進行管理用のGoogleスプレッドシートを作成し、まずは事前準備のタスクを共有していただきました。私はそれを元に、インタビューに必要な基本情報等をクライアントに確認しつつ、日程調整を実施。

その後、シーラベルさん側で当日の質問項目を作成し、私が確認してクライアントへ送付します。当日のインタビューは約1時間。ライターさんが質問項目に沿って進めます。

記事は、あらかじめご連絡いただいていたスケジュール通りに納品され、弊社で目を通してからクライアントに共有。修正がある場合は対応し、公開するとういう流れです。

事例記事の活用状況

日比谷:制作した事例記事は、当初の狙い通りに営業ツールとしての活用が進んでいます。

一つは、弊社メンバーがセミナーや講演をする際のスライド資料に組み入れ、サービス内容やイベントの仕掛け方などのノウハウ説明に活用しています。

また、商談の手前のフェーズで「困ってるんだけど、そもそも君たちは何ができるんだっけ?」というご相談を受けた際に、「御社のケースはこの事例が近いですね」と事例のURLを送付しています。そうすると、「まさにこういうイベントを仕掛けたいんだよ」とスムーズに話が進むようになりました。

やはり、ベンダーが色々説明するよりも、実際にご利用いただいた方が語っているコンテンツをお見せするほうが弊社への信頼性が増すと感じます。

進行管理がスムーズで、記事のクオリティも素晴らしい

シーラベルの評価

青山:全体を通してスムーズに進行できましたし、記事のクオリティも期待以上に素晴らしいものでした。

まず、インタビュー前については、スプレッドシートでのタスクや進捗状況の見える化で円滑に進めることができました。また、質問項目をあらかじめ共有してくださることで、私たちも記事の組み立てを確認・検討できますし、クライアントは受け答えや心の準備をして当日に臨めます。

インタビューでは、ライターさんのヒアリング力・質問力が素晴らしいと感じました。基本的に質問項目に沿って進めていただくのですが、先方の回答や話の流れをふまえて質問を追加し、色々なお話をうまく引き出してもらえました。

質問を作成して順に聞いていくなら私にもできるかもしれませんが、記事を肉付けする情報を臨機応変に引き出せるかどうか…。それに、自社のことは内部にいると案外見えづらいので、外部の方のほうが客観的な目線での質問の仕方やインタビューができるのではないかと思います。

インタビューを元に書き上げられた記事はとても読みやすく、記事の構成・分量も申し分ありませんでした。

日比谷:不慣れな素人がインタビューをすると、通り一遍の質問で切り口も単純になりがちだと思うんです。その点、シーラベルさんは多種多様な事例を扱っているので、切り口の引き出しが多い。だからこそ、事例や状況に応じてクローズアップすべきポイントや質問を見極められるのではないでしょうか。

事例はクライアントの実績にもなり喜ばれる

事例記事を制作して良かった点

青山:制作した事例記事は、インタビューにご協力いただいたクライアントの皆様にも好評で、「素晴らしい記事をありがとう」といったお声をいただいています。

また、インタビューを通してクライアントがイベントを総括する良い機会になっていると感じました。お話を伺うなかで、「あのイベントはこうだった、ここが良かったね」と思い出しながらお話いただけたことが印象的で、そういう意味でも事例を制作して良かったです。

日比谷:たしかに、事例記事はベンダー側だけではなくクライアントにもメリットがあると思います。自分が手掛けた仕事の棚卸しや見える化になるし、担当者目線では社内に仕事の成果をアピールする材料にもなる。

事例制作ではクライアントに手間や時間を割いていただくことになるのでベンダーは躊躇しがちですが、実際は喜ばれると思います。前職で事例を作りまくっていたときも、「インタビューを受けて良かった」「楽しかった」とポジティブな感想をいただくことが多かったです。

仕事の成果が形になって残るのは、クライアントにとっても嬉しいことなんだと思います。

今後のサービス活用について

青山:比較的小規模な事例については自社で内製することもありますが、本腰を入れるとなると結構時間がかかります。他業務もあるため短時間でシンプルにまとめることを意識しているのですが、案件の規模や内容によっては、シーラベルさんに引き続きお願いしたいです。

日比谷:今回事例を制作して改めて感じたのは、我々のどんな説明文句より事例のほうがアピール力があるということ。ホームページについても、ただ事業内容やサービスメニューが羅列してあるより説得力があって刺さりやすい。事例の重要性を再認識できました。

また、事例の活用方法も今はまだ限定的ですが、今後は広告やメディアへの掲載も含めて用途の幅を広げ、もっと有効活用していきたいと考えています。

カンファレンスファクトリーの前野様、青山様、日比谷様
(左から、カンファレンスファクトリーの前野様、青山様、日比谷様)

◆企業紹介

社名:株式会社カンファレンスファクトリー
事業内容:マーケティングコンサルティング
カンファレンス・イベントの企画・運営
コミュニティの企画・運営支援
URL:https://make-conf.jp/